カツ丼
警察の取り調べについての非常に有名な都市伝説です
ドラマのワンシーンを想像してください。夕暮れでオレンジ色に染まった取調室で、
なかなか自供しない被疑者や、自供したあとの被疑者に対し、
スッとカツ丼を差しだし、そして一言。
「ほれ、カツ丼でも食え」というようなシーンです。
こういったこともあり、「取調室=カツ丼」というのが定着し、のちに有名になりました
しかし最近では、実際に取り調べでカツ丼は出ないと言われています・・・
ところで、なぜこんな都市伝説が語られているのか?
はじまりは、戦後の日本にさかのぼります。
敗戦後の貧しかった日本で、庶民にとってのご馳走であったカツ丼
その頃の刑事ドラマの取調室のシーンで、刑務所に行ったら二度と食べられないだろうと、
刑事が自腹でカツ丼を被疑者にごちそうしたところ、被疑者が自供をする
それがモチーフされてか、
本来は行われない事を特別にした。というエピソードだったのが
「取調室ではカツ丼が振る舞われる」
といったような誤解に発展したという話が有力だといわれています